yamachan GAME メモ

2007-01-27

[MSX] Shooting: 魔城伝説

魔城伝説 タイトル (c)コナミ 魔城伝説 は1986年にコナミが発売した、魔城伝説シリーズ三部作の最初の作品。全8面の縦スクロールのシューティング・ゲームでした。 ざっと紹介&攻略していきます。

ちなみに2作目「ガリウスの迷宮」はアクションRPG、3作目「シャロム」はアドベンチャーという、脈絡のない不思議なシリーズ。あ、そういえばナムコのドルアーガ四部作もこんな感じ(ジャンプアクション->アクションRPG x2->アドベンチャー)でしたね。

今でも色褪せない絶妙のゲームバランスと、MSXとは思えない操作性の良さが印象深い、傑作縦シューだと思います。MSX界最強のゲーム・メーカーと言われた、コナミの実力が遺憾なく発揮されています! (^-^)/
魔城伝説 ステージ1 (c)コナミ
スプライトが単色だったり、横に4つより多く表示できなかったり。 背景でも8ドットごとに2色しか使えなかったり。 MSX にはいろいろな機能制限があり、それを考えるとやっぱり凄いな・・・ と思います。

魔城伝説 布団で寝るポポロン君 (c)コナミ さて、主人公は騎士のポポロン君。悪の大魔王からアフロディテ姫を救い出すため頑張ります。でも彼、ゲームにポーズをかけると寝てしまう のんびり屋さん なんですよねぇ。しかもなぜか布団だし。(^-^;

主人公が騎士なので、ゆっくりとしたスクロールが逆に雰囲気を盛り上げてくれます。 また5種類の攻撃方法をはじめ、パワーアップとお助けアイテムがあります。 王道といいますか、基礎がしっかりしていて、プレイしていて楽しいゲームですね。

攻撃方法ですが、次の5種類があります。 武器アイテムは、攻撃するたびに表の順で種類が変わっていきます。

武器特徴パワーアップ
Weapon Arrow最初の武器、2連射ダブル&3連射
Weapon 3Way貫通、単発前方に攻撃集中
Weapon Boomerang貫通、2連射、射程短し3連射
Weapon SwordWeapon Sword x2高速、3連射ダブル
Weapon Firearrow貫通、2連射3連射

最初は 剣(短剣?) を使うと良いでしょう。 速度も速く、最初の矢の上位互換の性能を持っています。 主人公のキャラにも合ってますしね! (^-^;

慣れてきたら貫通力があり威力もある 炎の矢 もお勧めです。 ただし敵キャラの体当たりが怖いこのゲームでは、貫通力のある武器には注意が必要です。 数多くの敵キャラが迫ってきた場合、次弾が間に合わない場合があります。

ちなみに残りの三種類の武器は、あまりお勧めはできません。 ステージによって武器を変更する必要も特に無いので、ステージ2以降は武器の玉は非常に邪魔に感じますね。 後半面ではデストラップと化してます。

さてPマーク の丸い玉は、パワーアップです。 やはり攻撃するたび、表の順で種類が変わっていきます。

効果
Item Blackスコア(1,000)
Item Blueスピードアップ
Item Skyblue盾 (前からの弾を防ぐ)
Item White一定時間透明(無敵)
Item Red一定時間無敵(武器使用不可)

標準状態のポポロンの動きはもっさりしているので、スピードアップの は欠かせません。 僕は3つほど取ります。

また 水色 の盾は、正面からの敵弾を防いでくれます。 後半になると敵弾の数はけっこう増え、盾で敵弾を消しつつ移動するような場合もでてきます。 これも必須のパワーアップと言えるでしょう。 ちなみに盾はダメージを受けると黄色、赤と変色していきます。 黄色になったらまた水色を取り、盾を回復させるのがお勧めです。

で、上記以外の場合は常に の無敵を取っていきます。 の存在は忘れたほうが良いのではないかと。 一定時間、武器が使用できなくなる(体当たりで敵を倒す)ので、アイテムとか取れなくなりますし...。

さて最後は、?パネル を撃つと出てくるアイテムです。

効果
Icon Redタイムストップ、敵弾消滅
Icon Blue敵全滅、敵弾消滅
Icon Yellowポポロン追加
Icon Skyblue得点(500)
Icon Wall外れ (通れない)
Icon Exitワープ

のタイムストップは、武器アイテムと同時に出てくることが多く、助かります。 敵もスクロールも止まりますので、ゆっくり武器を選ぶことができます。 またストップ中は壊せない雲や、何度か復活するガイコツなども普通に倒すことができるのも嬉しいです。

ただし白パワーアップによる無敵時間は止まらず、消費されてしまうので注意! ですので無敵中の場合に限り、赤は取らないほうが良いでしょう。

全滅の、自機のエクステンドの、は特に注意することは無いですね。 出ると普通に嬉しいです。

最後のワープはちょっと特殊で、次のステージにワープします。 これはゲームオーバー後の再プレイ時にしか出てこないようで、コンティニュー代わりでしょうか。 わかりにくい場所にあり、かつ他のパネルよりも硬いような気がします。

ワープの位置 (ネタバレのためクリックで表示)

また表にはありませんが、?パネルには が隠されている場合があります。 しかもたいていの場合、?パネルも隠されていて、撃たないと出てきません。 川に橋が無い場合には、左右に動きながら撃ち、?パネルを探しましょう。

余談ですが...。 大きな川で、途中まで橋がかかっている場合、必ずしもそこに?パネルがあるわけでは無いので注意。 騙されると即死ですので。 ステージ7は厳しい...。

ステージの最後には、ボスとのタイマン勝負があります。 ↓は一面のボスで、まだまだ弱いです。 雲は破壊できず、弾が当たると体当たりしてくるので注意!
魔城伝説 ステージ1 ボス (c)コナミ
ステージ2のボスは少々不気味ですね。
魔城伝説 ステージ2 ボス (c)コナミ
ステージ3あたりから、だんだん厳しくなってきます。 何度か復活するガイコツとか、体当たりしてくる雲とか。
魔城伝説 ステージ3 (c)コナミ
確か昔プレイしたときは、ステージ4までしか行かなかった気がします。
魔城伝説 ステージ4 (c)コナミ
ステージ5になるといったん城内になります。
魔城伝説 ステージ5 (c)コナミ
ちなみにステージの左右の端はつながっています。 左右に壁が無いときは、敵や敵弾をひきつけて逆側に逃げる、という技が非常に有効です。 ぜひ試してみてください。

後半面とエンディング (ネタバレのためクリックで表示)

今回、最後までプレイできたのは「タイトル画面で←→とSELECTキー、Yキーを同時に押す。プレイ中にSELECTキーを押すたびに、99秒の透明無敵モードになる」という裏技のおかげです。 当時はネットなんてなかったですからね...。

MSX実機が無い方は、パソコンでプレイできる i-revo がお勧めかな。 ゲーム機だとサターンの「コナミアンティークスMSXコレクション ウルトラパック」、プレステの「コナミアンティークスMSXコレクション Vol.2」 に収録されていますね。 後者はPSP用の ゲームアーカイブス でもダウンロード購入できる模様。

ちなみに携帯ゲームにもなっているようですが、わりと難易度の高いシューティングを携帯でプレイするのはどうなのだろう? 携帯向けにユルくなっていると、もう別ゲームな気がしますし。

今回のリニューアルにあたり、久しぶりにプレイしました。 今やっても熱中できる、バランスの良い傑作シューティングだとおもいます。 Wii のバーチャルコンソールで復活して、大画面TVで気軽にプレイできるようにならないかなぁ!