yamachan GAME メモ

2007-03-11

[MSX] Shooting: グラディウス

グラディウス タイトル (c)コナミ僕が高校生の頃、ゲームセンターで グラディウス スペースハリアー という2つのシューティングにハマっていました。 仕送りの食費を毎回、使い込んでしまっていたため、極貧生活だったのを思い出します。

余談ですが、ドラマやドキュメンタリーなどでよく、貧乏な方がカップラーメンを食べるシーンが出てきます。 が、あれって贅沢品ですよね。 そんなお金があったら「袋ラーメン+卵/野菜」を食べたほうが効率いいです。

グラディウス オープニング (c)コナミさて、そんな グラディウス (海外名:Nemesis) がファミコンに移植されたのは衝撃的でした。 さっそく本体と同時購入。 オプションが2つしかつかない(オリジナルは4つ)とか、レーザーがしょぼいとか不満がありつつつも、遊びまくりました。

バリア(フォースフィールド)が前方以外にも有効だったり、コナミコマンド(↑↑↓↓←→←→BA)で装備が復活したりする裏技もあり、難易度が低めだったことも嬉しかったですね。 アーケードでは無理だった1周クリアを果たし、感涙したのを覚えています。

注: 僕は下手の横好きシューター

グラディウス ビックコア (c)コナミその後、MSX版 グラディウス の画面を見た僕は、愕然としました。 ビックコアがちゃんと大きい! あのレーザーが再現されている!!

スクロールが少しカクカクしているものの、画面は美しく、MSX1 のゲームとはおもえないレベルでした。 隠しステージまであり、感激したのを覚えています。

今風に言えば、
ネ申 禾多 木直 !!  (゚∀゚)キタコレ

という感じでしょうか。 ま、この評価は驚愕の グラディウス2 の感動で上書きされちゃう訳ですが...。

グラディウス ステージ1 火山 (c)コナミグラディウスの内容を簡単にご紹介しましょう。 横スクロールのパワーアップシューティングで、オプション という自機を追尾する無敵の追加武装が最大の特徴です。 オプションは自機と同じ攻撃能力をもっています。

赤カプセルを集めることで下のパワーゲージがたまり、ボタンで選択することによりパワーアップします。 カプセル1つから順に、スピードアップ、ミサイル、ダブル、レーザー、オプション、バリア(?) となっています。 残念ながらダブルとレーザーは同時には使用できません。

MSX 版ではアーケード版と同様に、バリアが前方のみに有効なものになっています。

グラディウス ステージ2 ストーンヘンジ (c)コナミステージは8つあり、順に 火山、ストーンヘンジ、モアイ、逆火山、骨(MSXオリジナル)、触手、細胞、要塞 となっています。

←は2面のストーンヘンジですね。 宇宙に浮いた岩の塊のあいだを抜けていきます。 砲台に後ろから撃たれることに注意すれば、それほど難しい面ではないとおもいます。

この面と次のモアイ面は上下にスクロールするのですが、残念ながら MSX/ファミコン版では再現されていませんね。

グラディウス ステージ3 モアイ (c)コナミ→は有名な3面のモアイステージです。 丸いイオン砲を口から吐くのは面白いアイデアですよね。 MSX版のモアイは青いので、最初見たときは驚きました。

※モデルになった モアイ佐々木氏 はお元気なのでしょうか

ファミコン版ではダブルがけっこう強い(モアイを壊しすぎて、4面をワープしてしまう場合が多かった)ので楽なのですが、MSX版の難易度は少し高めな気がします。

グラディウス ステージ4 逆火山 (c)コナミ←は4面の逆火山です。 1面の天地が逆転した感じ。

上にある砲台やハッチはミサイルで破壊できないので、このあたりから、オプションを「置いておく」等、うまく使用しないと進めなくなりますね。(ファミコン版はダブルで問題なかったりしますが)

最後の逆火山のところで、ファミコン版では省略された傘型円盤(アイアンメイデン)が、MSX版ではちゃんと出てくるのが嬉しかったですね。

グラディウス ステージ5 骨 (c)コナミで、→はお待ちかね、MSX版オリジナルの5面 骨ステージです。

MSX版は初のメガロム採用なんですが、この広大な容量が余りまくったそうです。 そこで↑のほうで紹介しているオープニングのグラフィックとか、この骨ステージ、4つあるエクストラステージを追加したそうです。

なお、メガロムといっても1Mビット、つまりは128Kバイトしかないです。 最近のデジカメ写真1枚より、小さなサイズなんですよね。 時代の変化って...。

グラディウス ステージ5 骨 その2 (c)コナミちなみにこの骨ステージですが「マスターアップの三日前に慌てて作った。MSXでは使える色数制限が厳しいため、白と灰色だけで作れる骨ステージになった」という伝説があります。 三日って...。

ただ当時の開発規模と、コナミ開発陣の開発パワーなら、「ありえねー」とはおもわないですね。

※パロディウスはもともと遊びで作ってたものが製品化されたと聞きますし

グラディウス ステージ5 骨 その3 (c)コナミさて上記のエピソードの影響で調整不足なのか、骨ステージはけっこう難しい。 最初の画面でわかるとおもいますが、敵の攻撃がかなり激しいです。 固いし。

全部を破壊しようと思わず、危なそうな敵だけ破壊して、逃げに徹するほうが楽でしょうかね。 個人的には最終ステージより難しく感じます。

評判が良かったのか、この後に移植されたPCエンジン版グラディウスにも、やはり5面に「砂漠と骨(化石?)」ステージが追加されているようです。

グラディウス ステージ6 (c)コナミさて←は6面の触手ステージ。 脳みそ+触手が次々と襲いかかってくるシンプルなもの。

処理落ちによるスロー化を最も感じるステージでもあります。 ちなみにこのスローダウン、昔はずっと演出だと思っていました。

アーケード版で4本あった触手の数は、最大で2本ぐらいに減っているみたい。 基本はレーザーで脳みそをビシバシ倒していくのですが、余裕があれば触手(赤い部分が弱点)を先に倒して点を稼ぎます。

グラディウス ステージ7 細胞 (c)コナミさて次は→の7面、細胞ステージです。 生体の内部を進んでいくかんじ。 きれいな面なので、ここは昔から好きですね。

ここまで来た慣れもあるでしょうが、難易度もそれほど高くない面だとおもいます。 細胞壁で移動を制限されるので、早め早めに移動範囲を広げ、敵を倒しておくのが大切。 敵の位置をだいたい覚え、早めにレーザー等で対処しておくことで楽に進めます。

ボスも安全地帯(画像を参照)を知っていれば楽勝ですね~

グラディウス ステージ8 (c)コナミさーて、いよいよ最終面。 ←の8面、要塞ステージです。

MSX版はダブルが頼りないのですが、この面ではやはりダブルが楽でしょうか。 アーケード版ではオプションを画面いっぱいに広げてレーザーで壁越しに攻撃する攻略法がありますが、MSX/ファミコン版ではオプションは2個しかないですからね。

バリアの張り替えがちゃんとできれば、それほど難しくはないとおもいます。 途中、必ず赤カプセルを取らされる場所があるので、それを見越してパワーを調節しておくのがポイントかな。

最後のボスは攻撃してこないので、とにかくたどり着くことを考えましょう。

あ、ボスの直前の触手はファミコン版では省かれていましたね。 ちなみにボス直前の無意味に広い空間は、アーケード版ではパイプのような障害物が出てきてた気がします。

グラディウス エクストラ ステージ (c)コナミMSX版には、エクストラステージが4つ用意されています。 ファミコン版のような面のワープではありません。

そのステージの残りをスキップし、短いながらもちゃんとした別ステージに突入します。 残念ながらボスはいません。 クリアすれば次の面の最初から始まります。

2面に似た画面ですが、もっと複雑な構造になっています。 ダブルが無いと進むのは非常に厳しいでしょう。 黄色いカプセルがボーナスポイントで、緑のカプセルが自機の追加になります。 たくさんあるので、ボーナスステージだと考えればいいかもしれません。

エクストラ ステージの場所 (ネタバレのためクリックで表示)

MSX実機が無い方は、パソコンでプレイできる i-revo がお勧めかな。 ゲーム機だとサターンの「コナミアンティークスMSXコレクション ウルトラパック」、プレステの「コナミアンティークスMSXコレクション Vol.1」 に収録されていますね。 後者はPSP用の ゲームアーカイブス でもダウンロード購入できる模様。

ファミコン版であれば Wii の バーチャルコンソール(VC) でプレイできますね。 手軽なのが良くて、僕も最近はこちらばかりプレイしちゃってます。 2007年春からMSXも対象になるそうなので、MSX版もプレイできるようになるといいですね~

欲を言えば、PCエンジン版も出てくれれば、グラディウス・チャンネルを縦に3つ並べることができるのに! え? こんなの希望してるの僕だけデスカ? まぁ、PCエンジン版が出たら他のグラディウスは売れなくなるでしょうねぇ...。

そうそう ぐらにどっとこむ blogさんで、MSX版1周クリアの動画 が公開されているようです。 ちゃんとエクストラにも行っておられます。 素晴らしい!

フル装備コマンド (ネタバレのためクリックで表示)